どうもチャオです😁
皆さんフレンドとVCする時はどうしてますか?
以前はゲーム内に用意されたVC機能での通話が一般的でしたが、最近はDiscordで通話をされる方も増えたと思います。
そんなDiscord通話ですが、接続が面倒なのが難点ですよね。
例えばPS4に有線ヘッドセットを接続している場合DiscordはPCやスマホになりますが、そのままではヘッドセットにDiscordのVC音を出力できません。
ポピュラーな方法としてはastroのMixAmpなどにPS4やスマホ、ヘッドセットを接続して音声をミックスした上でヘッドセットに出力するですよね。
MixAmpが一般的になる前はスマホ(Discord)に接続したイヤホンを装着して、その上にヘッドセット(ゲーム音)を着けてたりしたものです笑
MixAmpのお陰でそんな荒業をする必要はなくなったんですが、MixAmpも1万円以上しますし、欲を言えばもっと簡単に費用をかけず音声をミックスしたいですよね。
つい先日発売された「HS70 BLUETOOTH」はそんな夢を実現してくれるヘッドセットでしたので、本記事で詳しくレビューしていきたいと思います。
CORSAIR HS70 BLUETOOTHについて
HS70 BLUETOOTHは2021年2月6日にCORSAIRより発売されたヘッドセットです。
最大の特徴は有線とBLUETOOTHの同時接続が可能という点で、ゲーム機器やPCには有線で接続し遅延なくプレイしながら、同時にスマホとBluetooth接続してDiscord通話なんてことも簡単にできます。
Bluetooth通信に必要なバッテリーは30時間の連続使用が可能なので、バッテリー切れを心配する必要もありません。
また、アルミニウムとブラックで構成された本体は非常に質感が高く、ブームマイクも着脱式が採用されているので、取り外せば音楽用のヘッドホンとして使うこともできます。
さらに、「Windows Sonic for Headphones」に対応しているので、付属のケーブルでWindowsと接続すれば360°の立体音響(バーチャルサラウンド)を楽しむことも可能です。
✓有線接続とBluetooth接続を同時に使える
✓30時間の連続使用
✓Windows Sonic for Headphones(立体音響)に対応
✓CORSAIR iCUEソフトウェアでイコライザ調整(PC接続時のみ)
✓「Discord認証」の高品質な単一指向性マイク
スペック
製品名 | CORSAIR HS70 Bluetooth |
製品画像 | |
本体色 | ブラック |
ドライバー | |
ドライバーユニット | 50mm ネオジムオーディオドライバー |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
感度 | 109dB(+/- 3dB) |
インピーダンス | 32kオーム@ 1 kHz |
マイク | |
集音特性 | 単一指向性ノイズキャンセリング |
周波数応答 | 100Hz – 10kHz |
感度 | -40dB(+/- 3dB) |
装着タイプ | 着脱式 |
その他 | |
本体重量 | 約 352g |
ワイヤレス連続使用時間 | 約30時間(ボリュームにより前後) |
対応デバイス | Switch / XBOX / PlayStation / PC / モバイル端末 |
発売日 | 2021年2月6日 |
価格(2021/2/19現在のAmazon出品価格) | 13,200 yen |
開封
▼外箱はこんな感じ
▼中身を全て出してみました。
内容物一覧
- ヘッドセット本体
- 着脱式マイク
- ウィンドスクリーン
- 3.5mm4極ステレオケーブル 1.5m
- タイプC to A USB充電ケーブル
本体外観
▼カラーはブラックのみですが、トーンの違うブラックがうまく配色されているので非常に質感が高くめちゃくちゃ格好良いです。
▼ヘッドバンド外側は合皮です。しっとりとした柔らかな合皮で触り心地が良く、正面右サイドにはCORSAIRのロゴが印字されています。
▼内側も同じく合皮で、合皮の厚みとスポンジが合わさり押し込むとしっとりと1cmほど沈み込みます。
▼ヘッドバンドは軽量化のためアルミニウムが使用され、引っ張るとカチカチと8段階、最大2.4cmの間で調節することが可能です。
▼ハウジング外側はプラスチックで、メッシュの様な加工がされていますが実際には閉じられています。
▼イヤーカップも同じく合皮で、押し込むと1cmほど沈み込みます。側圧は一般的ですが沈み込み幅のお陰で眼鏡の上から装着しても痛くはありませんでした。
▼R(右)側底面に電源 兼 BluetoothMFB という名称の操作ボタンとステータスLEDがあります。
BluetoothMFB 操作方法 | |
電源ON/OFF | 長押し |
Bluetoothペアリング | ステータスLEDが赤と青交互に点滅するまで長押し(3秒~5秒) |
電話の応答と終了 | 一回押す |
音楽の再生と停止 | 一回押す |
次曲へ | 素早く2回押す |
前の曲へ | 素早く3回押す |
▼L(左)側底面には上からボリューム調節ダイヤル・ミュートボタン・充電/PC接続端子・ステレオケーブル端子・ブームマイク端子が配置されています。
▼ブームマイク端子にはカバーが付属していますので、使わないときは閉じておくことができます。
▼最後に重さですが、実測で約352gでした。少し重いですがバッテリーが内蔵されているので仕方ないですね。
専用ソフト iCUE でイコライザ設定
▼HS70 BLUETOOTHをPCに接続し、iCUEを起動しました。
HS70 BLUETOOTHのアイコンをクリックすると設定画面に入ります。
▼画面右側にはマイク音量調節・側音(自分の声のモニター)・ステレオ/立体音響切替があります。
▼側音と立体音響を使用するには設定が必要です。
タスクバー右下のスピーカーアイコン右クリック、サウンドの設定を開く(E)をクリックし、開いたサウンド設定画面右側のサウンドコントロールパネルをクリックします。
▼立ち上がったコントロールパネルには4つのタブがありますので、まずは「再生」・「録音」タブともにHS70 BLUETOOTHが規定のデバイス(緑のチェック)になっているか確認します。
規定のデバイスになっていなければ、HS70 BLUETOOTHを選択した状態で、下の「既定値に設定」をクリックしてください。(録音・再生タブ両方とも規定のデバイスに設定します)
▼上記が完了したら再生タブでHS70 BLUETOOTHを選択した状態で、右下のプロパティをクリックします。
▼開いたプロパティで「レベル」タブをクリックし、下にあるマイクをONにすると側音(モニター)が、「立体音響」タブでOFFをWindows Sonic for Headphonesに変更すると立体音響が使用できるようになります。(PCと接続時のみ)
▼イコライザ設定は画面左「EQプリセット」から行います。
▼あらかじめ5つのプリセットが用意されています。それを選択するだけで状況に合った設定をワンクリックで使用することもできます。
プリセットイコライザー | |
Pure Direct | 原音のまま出力する設定 |
Bass Boost | 低音を持ち上げた設定 |
Movie Theater | 映画鑑賞に適した設定 |
Clear Chat | 中音~高音を持ち上げ、話し声を聞き取りやすくする設定 |
FPS Competition | 低音から中音までを持ち上げた、足音を聞き取りやすくする設定 |
▼+マークでプリセットを追加すれば、自分でイコライザを設定、保存することも可能です。
実際にゲームで使用してみた感想
まずは着け心地についてです。
数時間プレイしてみましたが、側圧がキツくもなく一般的なのとイヤーカップの柔らかさもあり、メガネをしていても不快感はありませんでした。
ただ、やはり重いですね笑
300gを超えているので軽いヘッドセット、例えば RAZAR BlackShark V2などと比べると首が疲れてくる感覚がありました。
次に音質です。
まずはPure Directでプレイしてみました。
音質はフラットに近いですが50mmネオジムオーディオドライバーのパワーもあってか低音が強めです。
分離性能はかなり高めだと思います。一つ一つの音をしっかり再現してくれていますね。
定位は少し輪郭がボヤケていますが、銃声や足音で「この辺かな?」と思った辺りにちゃんと敵がいました。ただ、低音が強く少し残響音が残るので、グレネードや偵察機の轟音が近くで鳴ると足音や銃声が聞こえなくなりました。
イコライザをFPS Competitionにしてみました。
中音域が持ち上がったことで低音に隠れてしまっていた足音がよく聞こえるようになりました。少しボヤケていた定位がハッキリした印象です。家の中に入った音、出てくるタイミングも音で判断できるレベルで聞こえるようにはなりましたね。
ただ、低音も持ち上がってしまうのでグレネードや偵察機の轟音もやはり健在でした笑
単にFPS Competitionで持ち上げるだけでは解決しないので、FPS Competitionをベースに低音を下げていってやるとかなり良くなるんじゃないかと思います。
次に音楽を聴いてみました。
分離性能が高いのでそれぞれの楽器の音、息遣いがしっかりと聞こえ、50mmネオジムオーディオドライバーが余力を持って鳴らしてくれるので聴いていてとても心地良かったです。
女性/男性ボーカル、静かな歌/激しい歌どの音にも対応してくれる万能型だと思います。
最後に有線接続と同時にiPhone12Pro Maxに接続し、音楽を掛けながらプレイしてみました。
これ、楽しい笑
手軽さが最高です。特に何もする必要はありません。iPhoneとBluetooth接続をしただけで、いつもならアンプを使用していたミックスがいとも簡単にできてしまって少し感動しました笑
もちろんDiscordでの通話も可能ですし、電話が掛かってきてもワンタッチで受けれます。ヘッドセットをしていて気付けなかったなんてことも無くなりますね。
ということで、CORSAIR新型ヘッドセット HS70 BLUETOOTHをご紹介しました。非常にコスパの高いヘッドセットだと思いますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
HS70 BLUETOOTHのレビュー動画